オストフィルダン, 2024/03/06

ピルツの安全レーダシステムPSENradar: 視野の拡張とFSoE接続による新たなアプリケーション - 過酷な条件で安全に作業

ピルツの安全レーダシステムPSENradarにより、過酷な環境でもより多くのアプリケーションで保護ゾーン監視を実施できるようになりました。また、視野機能が拡張されたことで、レーダセンサをさまざまな生産環境に簡単に組み込めるようになりました。視野調整がもたらす柔軟性は、特に狭い空間でメリットがあります。また、オープンの安全プロトコルSafety over EtherCAT(FSoE)への接続も可能になりました。これにより、配線の手間が省け、コストも抑制できます。

検出範囲0~5メートルの既存の安全レーダセンサに加え、検出範囲0~9メートルの安全レーダセンサPSEN rd1.2 sensorF-FOV LRも利用可能になりました。これにより、移動アプリケーションを効率的に保護できます。

視野角の柔軟性 = 生産性の向上
両センサには、視野を柔軟に設定できるオプションが新たに用意されています。左右対称の視野角だけでなく、非対称の視野角やコリドー(廊下)形状の視野角も設定できるようになりました。これにより、各種の生産環境におけるPSENradarの信頼性が高まります。また、特に機械が隣り合わせに設置されていたり、通路が機械のすぐ横を通っていたりするような狭い場所では、これらのセンサを使用することで生産エリアのスペースを節約できます。さらに、視野を個別により細かく設定できるため、レーダセンサをより柔軟に配置して、生産作業に制約が加わることを回避できます。このように、過酷な環境において、安全性だけでなく、生産性も向上します。

レーダの接続
PSENradarは、ピルツの小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2との組み合わせにより、保護ゾーン監視のための安全トータルソリューションを提供します。これにより、EtherCAT通信システム上でのFSoEを使用した安全なデータ転送も可能になります。レーダシステムPSENradar用のこの新たな評価装置では、IEC 61508準拠の、SIL 3までの安全アプリケーションに対応するFSoE機能を利用できます。FSoE-MainInstance(FSoEマスタ)としてのPNOZmulti 2は、レーダアプリケーションにおけるすべての安全機能の監視を1台の装置で担い、ネットワーク内の安全なFSoE SubordinateInstance(FSoEスレーブ)との接続を確立します。
FSoE-MainInstanceとしての小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2と安全レーダシステムを組み合わせたトータルパッケージでは、この安全関連ネットワークをワンケーブルソリューションとして簡単に実装できます。これにより、配線工数が最小限に抑えられます。

ピルツの安全レーダシステムPSENradarが新たなアプリケーションに対応しました。PSEN rd1.2 sensor F-FOVとPSEN rd1.2 sensor F-FOV LRの各センサにより、視野設定オプションが拡張されます。また、新たな分析ユニットPSEN rd1.x SD I/O FSoEにより、FSoE接続が可能になります。(写真: © Pilz GmbH & Co. KG)
ピルツの安全レーダシステムPSENradarが新たなアプリケーションに対応しました。PSEN rd1.2 sensor F-FOVとPSEN rd1.2 sensor F-FOV LRの各センサにより、視野設定オプションが拡張されます。また、新たな分析ユニットPSEN rd1.x SD I/O FSoEにより、FSoE接続が可能になります。(写真: © Pilz GmbH & Co. KG)

ピルツの安全レーダシステムPSENradarが新たなアプリケーションに対応しました。PSEN rd1.2 sensor F-FOVとPSEN rd1.2 sensor F-FOV LRの各センサにより、視野設定オプションが拡張されます。また、新たな分析ユニットPSEN rd1.x SD I/O FSoEにより、FSoE接続が可能になります。(写真: © Pilz GmbH & Co. KG)

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