安全なバーナー制御のための燃焼制御システム

ピルツの燃焼制御システムを使用すると、商業用および産業用のガス炉、油炉のプレパージからメインバーナーのオペレーションまで、あらゆる機能を一括して監視・制御できます。要件の複雑さとバーナー数に応じ、2つの高性能システムのいずれかをお選びいただけます。

燃焼制御システムPNOZmulti 2 BurnerとPSSuniversal PLCコントローラ

小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2 Burnerの燃焼制御システムは、お客様のアプリケーションにおけるバーナーコントローラとして、設備に応じたあらゆる安全機能を通してバーナー自体と炉全体の両方を監視し、安全を包括的に保証します。

たとえばセラミックス製造業のように、非常に複雑な、多数のバーナーが相互に連結された設備を操る企業の場合、PSSuniversal PLCコントローラを用いた燃焼制御システムを最適なシステムとしてお勧めします。オートメーションシステムPSS 4000のアプリケーションはバーナーの数や配置にほとんど影響されることなく、バーナーを制御できます。

PNOZmulti 2 Burnerの包括的な安全対策 - 安全なバーナーソリューション

バーナー自体と炉全体をともに制御し監視する、小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2をご使用ください！ベースユニットPNOZ m B1 Burnerがあれば、1つのシステムで燃焼設備の安全監視と安全制御を同時に行うことができます。

燃焼制御ソフトウェアでは、柔軟にコンフィグレーション可能な電子式自動燃焼制御システムを模倣する、バーナーファンクションブロックを介して、幅広いバーナーのアプリケーションのコンフィグレーションを行えます。

たとえば次のような各種のバーナーが含まれます:

パイロットバーナー/マスタバーナー
ダイレクトイグニッション/インダイレクトイグニッション
低温/高温のアプリケーション

燃焼安全制御システムPNOZmulti 2 Burner - さまざまな利点

熱加工のアプリケーションに合わせた柔軟かつ安全な設計
複雑な安全要件があるアプリケーションにも1台の小型安全コントローラで素早く簡単に実装でき、設計やエンジニアリングの時間を大幅に節約
組み込まれた包括的な診断機能で生産性が向上
コストを低減: ベースユニット1台あたり最大12のバーナーファンクションブロックを設定可能
多数のオートメーション環境や通信システムに接続できるオプション
試験済み、認証取得のハードウェア・ソフトウェアファンクションにより、最高の安全性を実現
関連国際規格の要件に適合
増設モジュールPNOZ m EF 4DI4DORDはEN 50156-1に準拠する4点の異種安全リレー出力を装備し、バーナーの安全バルブの制御に対応

国際認証取得の燃焼制御システム

ピルツのすべての燃焼制御システムとソフトウェアは熱加工、蒸気ボイラー、自動燃焼制御システム、およびバーナーの関連規格の認証を取得済みです。燃焼制御システムの各種認証に準拠することにより、企業が海外市場に参入しやすくしています。現場のユーザには燃焼設備の試運転時間を短縮できるメリットがあります。

PNOZmulti 2 Burnerは欧州規格EN 298、EN 50156-1およびEN 50156-2に準拠し、TÜVの認証も取得しています。
Underwriters Laboratories (UL)によるUL 60730-1、UL 60730-2-5適合の認証書は、小型安全コントローラのベースユニットと選択されたモジュールが米国とカナダの炉に関する国内安全規格を満たしていることを証明します。
ベースユニットPNOZ m B1 Burnerと増設モジュールPNOZ m EF 16DI、PNOZ EF 8DI4DO、並びにフィールドバスモジュールPNOZ m ES PROFINET、PNOZ ES PROFIBUSのUL認証。その他もモジュールも追加されます！
UL 60730-1およびUL 60730-2-5は、石油、ガス、石炭、またはその他の可燃物質のバーナーの自動制御に使用される自動燃焼制御に関する規格です。UL認証により、企業やユーザが北米市場に参入可能になります。
ベースユニットPNOZ m B1 BurnerはNFPA 85、NFPA 86およびNFPA 87の要件も満たしています。NFPA 85はボイラーの安全性の向上、NFPA 86はオーブンの火災および爆発の危険性を最小化することを目的とする規格であり、NFPA 87は流体加熱器および関連機器類の安全の指針を提供します。