オストフィルダン, 2023/11/09

FSoE(= FailSafe over EtherCAT)接続に対応したピルツの小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2 - 安全なデータ転送と柔軟なアーキテクチャの融合

生産効率を高めるためには、安全コンセプトを機械のコンセプトにシームレスに組み入れる必要があります。そのために、ピルツの小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2は、Safety over EtherCAT FSoE (= FailSafe over EtherCAT)安全プロトコル搭載のオープン通信システムEtherCATをサポートします。PNOZmulti 2を通して、制御と安全の両方に関する情報の送受信が可能になり、生産の効率化を実現できます。安全関連設備をPNOZmulti 2に接続する際、フレキシブルで経済的な新しい増設オプションを利用できます。

EtherCAT通信用のSafety over EtherCAT: ソフトウェアツールPNOZmulti Configuratorのバージョン11.3以降、小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2はFSoE Master、FSoE Slave、さらにEtherCAT-Slaveとして簡単にコンフィグレーション可能になりました。ベースユニットPNOZ m B1と、最大4つのマスタ-マスタ接続と、最大60のマスタ-スレーブ接続が、EtherCAT FSoE通信モジュールとの間で可能です。フィールドバスレベルでの「ワンケーブルソリューション」により、フレキシブルな設備構成の構築、拡張が容易になります。認証取得済みの安全システムによって高度な安全性を提供可能になるだけでなく、設備機械の効率性も改善できます。

レーダとドライブの巧みな連携
PNOZmulti 2をFSoE Masterとして使用することで、ピルツの安全レーダセンサPSENradarや安全ドライブ技術PMC(Pilz Motion Control) - いずれもFSoE機能搭載 - との安全関連ネットワークを簡単に実装することができます。「ワンケーブルソリューション」を利用して、FSoE対応アクチュエータおよびセンサをネットワークへ柔軟に組み入れることもできます。FSoE MasterとしてのPNOZmulti 2は、非常停止から安全扉、ライトカーテンまで、アプリケーションのあらゆる安全機能を1つのデバイスでモニタリング可能にし、ネットワーク上の安全なSlaveとの接続を確立します。これにより、配線の工数とコストを削減できます。包括的な診断オプションでダウンタイムを最小化し、生産効率をさらに高めることもできます。

Safety over EtherCAT (FSoE)は、EtherCATでデータを安全に転送するために定義されたプロトコルであり、安全関連情報と非安全関連情報を、EtherCAT通信システムを介して送受信可能にするものです。IEC 61508に準拠したFSoEは、SIL 3までの安全アプリケーションに適しています。

製品に関する詳細情報はこちら: www.pilz.com/com

ピルツの小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2は、Safety over EtherCAT FSoE安全プロトコル搭載のオープン通信システムEtherCATを提供します。これにより、制御と安全の両方に関する情報の送受信が可能になり、生産効率が向上します。(写真: © Pilz GmbH & Co. KG)
ピルツの小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2は、Safety over EtherCAT FSoE安全プロトコル搭載のオープン通信システムEtherCATを提供します。これにより、制御と安全の両方に関する情報の送受信が可能になり、生産効率が向上します。(写真: © Pilz GmbH & Co. KG)

ピルツの小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2は、Safety over EtherCAT FSoE安全プロトコル搭載のオープン通信システムEtherCATを提供します。これにより、制御と安全の両方に関する情報の送受信が可能になり、生産効率が向上します。(写真: © Pilz GmbH & Co. KG)

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