リフトは最も安全な輸送手段の1つです。現在まで、リフトの安全関連機能は主に機械的・電気的コンポーネントを使用して実装されています。そのため、多くのリフトには、フロアスイッチ、リミットスイッチ、検査スイッチに加え、独立したシャフトコピーシステムと速度制限装置が備わっています。これまで、安全機能が備わった電子コンポーネントの存在はまれでした。
小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2のようなプログラマブル電子システムはPESSRAL (Programmable Electronic ystems in Safety-Related Applications for Lifts)と呼ばれています。このようなシステムは安全機能を組み込んでいるため、維持管理に手がかかり老朽化しやすい機械的なコンポーネントに代わって活用されています。
リフト、荷物用リフトの安全コンポーネントの販売は、前もって独立認証機関により認証済みの場合、欧州内に限り許可されています。これは欧州連合によって昇降機(リフト)指令2014/33/EUにおいて規制されています。
2024/02/07
小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2 – 安心の昇降動作
写真: Mark Dietz氏 (TÜV Süd)、Jürgen Kitzing、Andreas Volland、Stephan Rauch (ピルツ)、Carina Rebernak氏 (TÜV Süd)
エレベーター、リフト、エスカレーター用途のためのType Examination Certificate (型式検査証明書)の授与
PNOZmulti 2製品レンジのベースユニットと増設モジュールは、指令2014/33/EUに準拠して、PESSRALと呼ばれるプログラマブル電子システムとしてTÜV SÜDにより認証されています。TÜV Südは、2023年10月にドイツ・アウグスブルクで開催された世界的な展示会Interliftにおいて、ピルツに認証書を授与しました。
下記規格が検査の根拠となりました。
- EN 81-20:2020
- EN 81-22:2021
- EN 81-50:2020
- EN 115-1:2017
幅広いアプリケーションに対応
小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2によって、利用者も製造業者も目的地に安全に到達することができます。山頂から地下深くまで、多機能なPNOZmultiはあらゆる場所で使用できます。
- 荷物用リフト
- 乗客用リフト
- 家庭用リフト
- 昇降プラットフォーム
- 車両/自動車用リフト
- ステージリフト
- 船舶用リフト
- 住宅用リフト
- 患者用リフト
- 障害者用リフト
- ダムウェイター(料理昇降機)
- サービスリフト
- エスカレーター
- 動く歩道
- トラベレーター
- コンベアベルト
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