機械指令2006/42/ECに従い、各プラント/機械のメーカには、プラント/機械の個別の開発工程の文書化が義務付けられています。この義務は機械寿命の全工程に適用され、CEマーキングの前提条件です。
TD(技術文書)
TD(技術文書)が満たす必要のある要件:
- 保管期間: 機械製造日から最低10年間
- 公式欧州言語で書かれていること
- リクエストに応じて関連国家機関へ提出すること
- 文書の内容と結果が追跡可能であること (出所、責任者等)
機械指令に従ったTD(技術文書)の構成内容:
- 機械の全体図面と制御回路図
- 機械が本質的な衛生安全要件に合致していることをチェックするために必要な、すべての詳細図面 (計算メモ、テスト結果を含む)
- 機械の設計で使用された、この指令、規格、その他技術仕様の本質的要件のリスト。機械に現出したハザードを取り除くために実施した保護対策の説明 (一般的にリスク分析で扱う)
- 技術レポートまたは証明書。適合を示すレポートまたはテスト結果、機械の取扱説明書など
- 機械の概説
- 適合宣言書、または組込み宣言書と取り付け説明書
- 機械に組み込まれている機械または装置の適合宣言書
機械の運用者/製造業者向けの指示書
改造が大幅な変更ではない場合、一般的に機械の運用者/雇用者はこれら改造部分の安全について責任があります。機械の運用者/雇用者は、安全な作業用機器だけを従業員に提供する義務があります。このために、以下を実施する必要があります。
- 各国の安全衛生法に留意する
- 産業安全規制に留意する (ドイツ)
- 大幅な変更についてのテスト資料を証拠として作成する
テクニカルサポート
電話: 06 6155 5074
Eメール: techsupport-jp@pilz.com
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