鉄道の駅や信号器具箱には、あらゆる細かい情報が集中します。列車や乗客が目的地に安全かつ定時に到着するよう、プロセスをスムーズに実行できる必要があります。これを保証するため、スイス鉄道のパイオニアIEDはピルツと共同で、オートメーションシステムPSS 4000-Rに基づいた、入換操作の安全な実装のためのモジュールを開発しました。
信頼できる鉄道の遠隔監視
遠隔操作による安全な鉄道の運行
Intelis IEDは、鉄道輸送の制御および安全タスクの自動化に特化しており、ピルツとの密接な協力により、モントルー・オーベルラン・ベルノワ(MOB) 鉄道にリモートコントローラINIS-TCを導入しました。リモートコントローラはオートメーションシステムPSS 4000-Rをベースにしたシステムであり、75キロを超える長距離の区間で安全かつ経済的な鉄道の運行を保証しています。17の駅で、内蔵のインタフェースがPSS 4000-Rをそれぞれの信号器具箱に接続します。
制御ユニットPSSuniversalが車軸カウンタからのセンサのデータを通信サーバや安全コントローラにリアルタイムで送信します。新しいモジュールINIS-PNは安全な制御と監視ソリューションを補完します。ツヴァイジンメンおよびシャトーデーの駅では、入換操作全体をそれぞれの信号器具箱から遠隔操作で制御できるようになりました。通信指令係はスクリーンでポイントの位置や状態、信号、機関車や列車の位置を確認します。そのため、軌道全体を見ることができ、MOBの乗客は、目的地に安全かつ定時に到着します。
さまざまな利点:
- 通信指令係が鉄道交通や信号器具箱の状態情報をリアルタイムで受診し、線路の各部を常時安全に監視
- 列車が定時運行するため、線路の稼働率向上
- 鉄道路線の近代化対策をモジュラ式に段階的に実装可能
Intelis IEDについて
IntelisはIEDグループの独立部門です。本社はVufflens-la-Ville VDにあり、鉄道安全の包括的なサービスおよび技術的ソリューションを提供しています。提供するソリューションには、システム増設のコンサルティング、設計、実装、既存設備への最新技術の組み込み、ターンキープロジェクト管理などが含まれます。
ピルツのオートメーションシステムPSS 4000-Rの利点は、近代化対策をすべて同時に行う必要がなく、モジュラ式に段階的に実行できる点です。現在稼働中のリレー技術との組み合わせも可能です。さらに、当社が設置した厳しい環境で日常的に使用するすべてのPSS 4000-Rモジュールは、非常に信頼性が高いことが証明されました。
当社システムの採用事例
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