日付: 2026/10/20 - 2026/10/22
世界最大のこのサプライヤ向け展示会では、水素関連の最新技術や専門的なソリューションを目当てに20,000人を超える来場者が訪れることが予想されています。ピルツは1,000を超える出展者の一員として、電解槽や水素補給ステーションといった水素設備の監視・制御のための機能安全および産業サイバーセキュリティ分野のソリューションを展示いたします。みなさまのご来場をお待ちしております！
水素産業向けにピルツが提供できるもの:
ピルツはIEC 61511準拠のSIL 3対応の安全コントローラを提供する技術サプライヤであり、幅広い製品とソフトウェアに加え、ユーザ認証、データとネットワークのセキュリティから、アクセス管理、オペレーティングモード選択までさまざまな課題に対応するカスタマイズソリューションを提供しています。また、圧力、温度、電流、電圧、漏れ、ガス・火炎の検知といった安全機能の監視に関するコンサルティングも提供しています。
会場:
ホール5、ブースH20
Messeplatz 1
20357 Hamburg
Germany
入場無料、要登録:
Hydrogen Technology World Expo展示会ウェブサイトをご覧ください。
電解装置の機能安全と産業サイバーセキュリティ
展示会にご来場ください！当社の電解装置の展示モデルにより、監視とアクセス制御を安全かつセキュアに実装する方法をご覧になれます。当社のエキスパートが「水電解を用いる水素発生器」に関する国際規格、ISO 22734に基づく概要とガイダンスをご説明し、アドバイスをいたします。
水素補給ステーションにおけるフェイルセーフのアナログ値処理
産業界で実績のある小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2は、フェイルセーフのアナログ値処理により、水素補給ステーションやその他の貯蔵施設における移し替えのプロセスを高い信頼性でモニタリングし、圧力と温度に関連するパラメータと重要な限界値が規定範囲内であるか、充填・放出速度が順守されているかを監視します。PNOZmulti Configuratorに組み込まれた「安全ランプ監視」ブロックを使用すれば、安全レベルSIL 3までの、動的な限界値監視を伴う高精度な限界値設定も可能となります。
水素の燃焼 ― ただし安全に！
「水素対応」の炉や水素燃焼用に用途を変更される炉は、工業用水素バーナーの技術要件を満たさなければなりません。それらの要件はISO/TR 15916に明確に説明されています。この規格は水素燃焼の特性に関連するものです。例えば、水素の炎はほとんど目に見えないため、火炎監視はきわめて重要です。水素漏れや火炎監視、ならびにガス制御部（圧力、温度、安全バルブ）に使用するセンサ技術は、安全に監視し制御されなくてはなりません。
ピルツはこの領域における認証取得のバーナーコントローラと各種サービスをご提供しています。炉のリスクアセスメントなどのサービスを含む当社のサポートをご利用ください。これは国際規格ISO 13577「工業炉及び関連装置 － 安全」（4部構成）、および英国規格協会（BSI）発行のPAS 4445:2025「工業・商業（非家庭）用途の水素燃焼装置、実務指針」に基づいています。後者は工場、発電所、大規模商用設備などの非家庭環境における水素燃焼装置の設計、設置、運用、保全に関する技術指針をまとめたものです。