ピルツの小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2に、新たな保護等級IP67の2つの入出力モジュールPDP67が用意され、現場における分散型通信の信頼性・柔軟性向上に貢献しています。新しいモジュールは4個または2個の5ピン、2個の8ピンのM12プラグインコネクタが備わっており、このコネクタを使用して機械上に直接設置できます。これらのモジュールは、非常停止ボタンなど現場で接続されているセンサやアクチュエータからの信号を優れた信頼性で評価します。そのため、機械の安全性と高い可用性を確保できます。
オストフィルダン, 2024/10/02
分散型周辺機器用の新しい入出力モジュールPDP67を装備した小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2 - 現場との堅牢な直接接続を実現
保護等級IP67のこの新しい入出力モジュールによって、現場から制御盤までの複雑な配線が不要になるため、より迅速に試運転を行えます。増設や試運転のコストを削減でき、モジュラ式の機械コンセプトの実装も容易です。
一般アプリケーション、特定アプリケーションの両方に対応
この2つの新しいモジュールには防塵性、防水性が備わっているため、過酷な環境での使用にも耐えることができます。食品産業などで使用できる、ステンレス鋼のスクリュー式コネクタ付きの新しいバージョンもご用意しています。ユーザはソフトウェアツールPNOZmulti Configuratorで必要なPDP67モジュールを選択してから、独自の安全回路のコンフィグレーションを行います。非常停止、安全扉スイッチ、ライトカーテン、安全ロック装置などに加え、バルブの監視も可能です。
モジュラ式生産設備の増設も迅速・簡単に実現
この新しいモジュール最大4台を、小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2にリンクモジュールPNOZ m EF PDP-Linkを介して接続できます。1台のPDP67モジュールを使用して、現場で最大4台のセンサ、アクチュエータを安全に監視でき、合計64台までの監視が可能です。そのため、分散型周辺機器を必要に応じて柔軟に増設できます。この新しいモジュール向けに、安全半導体出力4点も用意されています。安全半導体出力を使用して安全センサを直接接続できます。どちらのモジュールも標準的なM12コネクタを使用することで、モジュラ式生産設備での配線に優れた柔軟性で対応できます。これによって、モジュラ式生産設備の増設や試運転のコストを削減できます。
分散型周辺機器の柔軟な接続
新しいモジュールPDP67 F 8DI4DO 5/5 IONには安全入力8点に加え、安全半導体出力4点も装備しており、一般、テストパルス、または24 V出力としてコンフィグレーションできます。そのため、アプリケーションも従来より柔軟です。ピルツの非常停止ボタンPITestop、RFID式安全近接スイッチPSENcode、安全ライトカーテンPSENopt IIなどを、5ピンM12プラグインコネクタ4個を使用して直接接続できます。
もう1つの新しいモジュールPDP67 F 10DI4DO 5/8 IONには5ピン、8ピンのM12プラグインコネクタが2個ずつ備わっています。ピルツの安全ロック装置PSENmlockやPSENmlock miniを、8ピンプラグインコネクタ2個を使用して直接接続できます。さらに、使用するポートが1つで済むように、安全ロック装置PSENmlockを直列接続することもできます。
ピルツでは、小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2用の入出力モジュールPDP67によって、分散型アプリケーション向けの製品ポートフォリオを拡張しています。
電話: 045 471 2286
Eメール: mkt@pilz.co.jp