ピルツはSPS Smart Production Solutions (2024年11月12日~14日開催)の出展企業として、デジタル化された産業のための安全とセキュリティを含む包括的なオートメーションソリューションを中心に展示します。主なトピックは安全性、柔軟な接続性です。ピルツは、現場への直接接続をスムーズにする小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2によるソリューションを中心に展示します。ピルツではさらに、持続可能な産業の変革を牽引する要素として小型化にも着目しています。安全扉の保護用の新しいコンパクトな安全扉システムPSENmgateを当社のエキスパートがご紹介します。このシステムは安全ロック装置と制御ファンクションを統合した製品となっています。また今回の展示では、独自のアクチュエータを必要としない新しい誘導型安全スイッチPSENiniもご紹介します。
オストフィルダン, 1970/01/01
SPS Smart Production Solutions 2024にピルツ出展 (ホール9、370) – 「変革の時代の安全とセキュリティ」 - 変革に向けた安全なオートメーション
ピルツは、変革を成功させるための重要な要素として、モジュラ式・分散型の生産設備の柔軟な増設と迅速な試運転を支援しています。そのために、データ通信は重要な要素です。データ通信は最大限の柔軟性を発揮できるように設計され、安全関連通信と一般通信の両方を実装できなければなりません。ピルツはこの分野でポートフォリオを常に拡大しています。ニュルンベルクの展示会でご紹介するのは、IO-Link SafetyマスタPDP67によるIO-Link Safetyやフェイルセーフの信号、さらにIO-Linkや一般の信号の処理です。これによって、安全関連か一般かを問わず、現場レベルでのシームレスな通信が可能になります。さらに安全レーダシステムPSENradarもご紹介します。このシステムはオープン安全プロトコルSafety over EtherCAT FSoEに簡単に接続可能なため、配線作業とコストの削減に貢献します。
小型化により持続可能性とパフォーマンスに大きく貢献
小型化も産業の変革における重要な要素です。小型化によってエネルギーとスペースの両方が削減されるため、産業の効率性と持続可能性に優れたプロセスを実現できます。ピルツは安全かつコンパクトなセンサソリューションを提供することで、産業の変革におけるこの要素に対応しています。たとえば、小型安全ロック装置PSENslock 2や、スペースが限られたアプリケーションに適した安全ロック装置PSENmlock miniなどがあります。SPSにおいてピルツは、この目的に合わせて、2つの安全センサ新製品として小型安全扉システムPSENmgateおよび新しい誘導型安全スイッチPSENiniを展示します。安全扉を保護するために設計されたシステムPSENmgateは、従来の安全ロック装置PSENmlockと制御ファンクションPITgateboxを1つのソリューションに統合した製品です。この新しい安全扉システムは安全扉上でより小さいスペースに設置できることに加え、不正操作と改ざんに対する最大の保護を提供します。このソリューションは消費電力を削減するとともに、柔軟で汎用性に優れた設置が可能なため、幅広いアプリケーションに対応できます。また、新しい近接スイッチPSENiniでは誘導型の動作原理によって、独自のアクチュエータが不要になったため、機械上のスペース節約に貢献します。長寿命とそれによる高生産性も、変革の中にある産業にとってさらなるメリットとなります。
直接接続が可能な小型コントロールシステム
現場レベルでの確実・柔軟な通信は、現在、そして未来の産業において高可用性を確保するための前提条件です。この目的を果たすため、小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2は新しい入出力モジュールPDP67を提供しています。これらのモジュールは直接機械上に設置され、現場で接続されているセンサからの信号収集や、アクチュエータへの制御信号の転送を確実に実行します。そのため、分散型周辺機器の直接接続が可能です。また、Safety-over-EtherCAT FSoE (FSoE)プロトコルによって、「ワンケーブルソリューション」を介して、フィールドバスレベルでより迅速に安全な設備構造を実装できます。そのため、機械の高い可用性、信頼性、安全性を確保できます。
SPSではピルツのエキスパートが、PNOZmulti 2を使用するソリューションによって、分散型周辺機器や安全関連の設備構造を簡単に接続する方法についてもご紹介します。PNOZmulti 2と連動したシームレスな通信も、ピルツの安全モーションに含まれる要素の1つです。ピルツは安全オートメーションのエキスパートとして、新しい安全モーションソリューションをドライブに直接組み込んでいます。サーボアンプPMC向けのこの安全ソリューションでは新たに、FSoEを介した安全で高速な通信を使用しているため、小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2への直接接続が可能です。ドライブ内の安全モーションによって、応答時間が短くダウンタイムを回避できるために、設備の高可用性を確保できます。
オートメーションソリューションから安全アクセスまで、あらゆる情報を提供
ピルツブースでは、自社のオートメーションソリューションに加え、機械規則の安全とセキュリティの要件に関する情報も提供し、適切なピルツのサービスパッケージもご紹介します。包括的なI.A.M. (Identification and Access Management)もピルツの展示のみどころの1つです。ご来場者は、機械やプロセスへのアクセス制御によってI.A.M.がいかに安全性と産業サイバーセキュリティを大幅に向上させるのかをご覧いただけます。
電話: 045 471 2286
Eメール: mkt@pilz.co.jp