オストフィルダン, 2024/08/08

ピルツの安全なモジュラ式鉄道制御システムPSSrailはデジタル鉄道のパイオニア - 安全、モジュラ式、デジタル制御

オートメーション企業ピルツのPSSrailは、デジタル鉄道のための安全なモジュラ式鉄道制御システムをご提供します。システムは鉄道関連の認証を取得済みで、SIL 4までの安全要件に適合し、EULYNX規格互換、かつモジュラ式のため、柔軟にご使用いただけます。PSSrailの革新性はそれらの機能の組み合わせにあります。PSSrailのシステムには、既存のまたは将来の制御タスクの実行に必要な全機能が統合されています。システムサプライヤとシステムインテグレータはPSSrailを使用して、信号設備と鉄道地上設備のデジタル化プロジェクトをシンプルかつ迅速に、したがって経済的に実装できます。

安全なモジュラ式鉄道制御システムPSSrailはモジュラ設計を採用し、SIL 4に適合する実際の制御装置と、簡単に既存のシステムへ取り付け可能なCANモジュールなど、各種のハードウェアモジュールで構成されています。PSSrailには、ユーザプログラムのプログラミングやコンフィグレーション用のソフトウェアスイートも付属しています。鉄道用認証取得済みのファンクションブロックがプログラムライブラリに保存されているため、素早く簡単に実装できます。このビルディングブロック方式により、ユーザはソリューションをニーズに合わせて設計できます。

標準化とオープン仕様による経済性
PSSrailは標準化とオープン性を重視したソリューションです。制御システムは最新のEULYNX規格に対応し、デジタル化プロジェクトのスムーズな実装を可能にします。ピルツは鉄道用コントローラをCOTS (商用オフザシェルフ) 製品として開発しました。ですから、ユーザは製品をすぐ使える状態で受け取ることができ、旧式化の管理は最小限で済みます。

デジタル鉄道のパイオニア
システムサプライヤとシステムインテグレータは、現地で操作する電動式ポイントや踏切、デジタルインターロックなどを含むさまざまな信号伝達アプリケーションにPSSrailを活用できます。例として、PSSrailを現場機器制御装置として使用することで沿線の現場機器の制御がデジタル化され、信頼性と経済性が向上します。
PSSrailが提供する制御ソリューションでは運転を中断せずにデジタル化を実施することができ、たとえばEULYNX規格へのアップグレードが可能になります。オペレータは旧式のリレー制御式インターロックを段階的に最新化し、鉄道輸送の信頼性と効率性を向上させることができます。改造に費やす時間も標準化とオープン仕様の採用によって短縮でき、大幅なコストの削減につながります。
「安全なモジュラ式の鉄道コントローラPSSrailは、鉄道地上設備のデジタル化における新たな標準を打ち立てるものです」と、ピルツの鉄道事業部長を務めるSebastian Lükeは説明しています。「PSSrailは必要な鉄道のデジタル化を経済的に、しかも柔軟に実現できる、システムサプライヤとシステムインテグレータのためのツールです」

 

ピルツ、Innotrans 2024に出展: ホール 27、ブース550

デジタル鉄道のパイオニア: ピルツの安全なモジュラ式鉄道制御システムPSSrailは、信号設備と鉄道地上設備におけるデジタルソリューションを実現します。(写真: © Pilz GmbH & Co. KG)
デジタル鉄道のパイオニア: ピルツの安全なモジュラ式鉄道制御システムPSSrailは、信号設備と鉄道地上設備におけるデジタルソリューションを実現します。(写真: © Pilz GmbH & Co. KG)

デジタル鉄道のパイオニア: ピルツの安全なモジュラ式鉄道制御システムPSSrailは、信号設備と鉄道地上設備におけるデジタルソリューションを実現します。(写真: © Pilz GmbH & Co. KG)

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