主な新機能の概要
2022/05/13
オートメーションシステムPSS 4000 1.23.2の新システムリリース
トラブルシューティング強化のためプロセスデータを記録
コントローラが追跡機能を使用してプロセスデータを記録し、SDカードに保存します。そのため、トラブルシューティングを簡単に実行でき、変数値(ブレーキ曲線)を時系列順に確認できます。したがって、プロセスを最適化することが可能です。記録された変数値はPASscopeツールで表示できます。新リリースと共に、PASscopeが自動的にPAS4000にインストールされます。追跡機能は、PSSu H PLC2 FS SN SD(-T)、PSSu H FS2 SN SD (-T)の他、PSS 4000ファームウェアのバージョン1.23.0以降で利用できます。
SafetyNET p通信はコンフィグレーション可能
リアルタイムイーサネットSafetyNETは、PSS 4000装置間でプロセスデータを転送するために使用されます。SafetyNET p通信の応答時間やネットワーク負荷をPAS4000でコンフィグレーション可能になりました。ネットワーク負荷の最適化によって、たとえばPSS 4000システムの拡張性を改善できます。
新しいソフトウェアブロック: FS_MSO_PITreader_Visu
ブロック FS_MSO_PITreader_Visuは、アクセス許可を管理するPITreaderを併用して、選択装置(視覚化ソフトウェアPASvisu搭載のピルツオペレータターミナル) の制御と監視のために使用します。ブロックがPAS4000で呼び出されたら、選択したオペレーティングモードに必要な安全機能(ライトカーテンや安全扉など)を有効化する必要があります。ブロックの主な機能:
- PITreaderから確認された許可の読み取り(セキュリティID、許可、エラーステータス)
- 視覚化システムの表示とオペレータファンクションの制御
- 視覚化システムからのデータの読み取りおよび確認
- 視覚化システムへのデータの出力
- 診断メッセージの生成および出力
- 安全運転モード(MSO)の出力
プロジェクトライセンスの自動登録
プロジェクトは、ダウンロードすると自動でライセンス登録可能になりました。このオプションを選択すると、プロジェクトの変更後に、手動でライセンス登録する必要がなくなります。前提条件として、プロジェクトが手動で1度ライセンス登録済みで、十分なプロジェクトのクレジット(PASunits)が利用可能である必要があります。
リリース1.23.2のreadmeファイルに、その他の新機能に関する情報が記載されています。
