機械類の安全機構の設計原則
機械指令の付属書Iは、安全関連機械の設計の基盤として次の5つのステップを定義しています。
1.機械の制限の決定。これには、意図する使用及びすべての合理的に予見可能な誤使用が含まれます。
2.当該機械類及び関連する危険状態によって引き起こされ得る危険源の同定。
3.可能性のある傷害又は健康障害の重大さ及びその発生の確率を考慮したリスクの見積もり。
4.この指令の目的に従った、リスク低減が必要とされるか否かを決定する観点によるリスク評価。
5.項目1.1.2.の(b)に規定された優先順位に従った保護方策の適用による、それらの危険源の除去、又はそれらの危険源に基づくリスクの低減。
機械の安全設計の指令の対象者
機械指令の条項によって、機械メーカは自社の機械に関連するあらゆる危険を特定するために、リスクアセスメントを実施する義務があります。メーカはアセスメントを考慮しながら設計および製作を行う必要があります。
機械の運用者も、機械指令の条件下で製造業者としての活動を行う場合、この要求事項が適用されます。たとえば、機械が連結されている場合や、アップグレードによって工程で大幅な変更が行われた場合などが例として挙げられます。
EN ISO 12100に適合するリスクアセスメントとリスク低減
EN ISO 12100は、リスクアセスメントの方法を説明しています。リスクアセスメントは、リスク分析とリスク評価で構成されています。
規格 | 名称 |
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EN ISO 12100 |
機械類の安全性 設計の一般原則。リスクアセスメントとリスク低減 |
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