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北米の法律と規格

北米

欧州とは異なり、EC適合宣言書は北米では不要です。米国およびカナダでは、様々な規格、法規、指令により、いかにして機械安全を保証するかを指定しています。

米国で特に関係があるのは、製品規格、防火法規 (「消防規則」)、電気的指令、および国内法です。米国の労働安全衛生局 (OSHA) では、安全で健康な職場の整備についても規制しています。

カナダでは、カナダ労働安全衛生センター (CCOHS) が職場の安全を規制しており、各州の広範囲の地域規制がそれを支持しています。

米国の法律と規格

米国の法的原則は、製品規格、消防規則電気規則 (NEC)、および国内法の複合体と見なすことができます。地方自治体は、これらの規則の実施と施行を監視する権限を持っています。

米国で認められている一般的な規格とその組織:

  • 労働安全衛生局 (OSHA)
  • 米国規格協会 (ANSI)
  • Underwriters Laboratories (UL)
  • 米国防火協会 (NFPA)

注: 欧州ではCE認証が義務付けられています。米国では認められておらず、関連性や重要性はありません。

米国

労働安全衛生局 (OSHA)

米国の労働安全衛生局は、米国労働省の機関です。OSH法 (労働安全衛生) に基づいて、雇用者は安全で健康な職場を提供する責任があります。OSHAの役割は、規格を制定、施行し、トレーニング、支援活動、教育、援助を提供して安全な職場を確保することです。雇用者は、適用するすべてのOSHA規格を遵守する義務があります。また、職場から深刻な危険を排除すべきことを定めたOSH法の一般義務条項を遵守する義務もあります。
www.osha.gov/law-regs.html

ミシガン州、カリフォルニア州など、合衆国の22の州では、各州政府が独自に安全と健康プログラムを運用しており、OSHAの義務と同等あるいはより厳し い要件を施行して、OSHAの義務を遂行しています。別の4州では、州計画の対象は公共部門で働く従業員だけです。OSHAによれば、州政府は、少なくと も連邦規格相当の労働安全衛生規格を制定しなければなりません (ほとんどの州は連邦規格を採用しています)。州政府は連邦法では取り上げていない危険についての規格を発布できます。

合衆国規制として、OSHA規格は欧州指令と似ている部分もありますが、技術要件はかなり異なっています。OSHAの方が、抽象的な要件よりも具体的な必須技術要件の記述に、より注力されています。もう1つの重要な相違点は、EU指令の主対象が機械メーカやインテグレータであるのに対し、OSHA規格の対象は機械を操作する雇用者 (一般的に機械の購入者か所有者) であることです。よって米国では、OSHA規格準拠を要求するのは購入者の責任です。

OSHA検査官は、定期検査、臨時検査の実施に加え、労働災害の発生時にも招集されます。「任意の」ANSI規格が考慮されていなかったことが確認された場合、OSHAの罰金が高くなる場合があります。民事訴訟になった場合、刑罰もさらに厳しくなる可能性があります。

米国規格協会 (ANSI)

ANSI規格は私的機関が開発した「任意産業規格」です。ただし、ANSI規格は契約の一部として含まれていることがよくあります。多くのOSHA規格は、ANSI規格に基づいています。必須のOSHA規格が、任意のANSI規格の旧バージョンに基づいている場合が多々あります。このような場合は、両方の規格を適用することをお勧めします。

Underwriters Laboratories (UL)

ULは安全規格を発行しています。これらの規格には、主に電気機器や部品に関する要件が含まれています。その一例がUL 508A (産業制御パネル) です。UL規格の中にはULがANSIに提出したものもあり、それらはANSI規格にもなっています。UL規格は、主に火災や電気ショックのリスクを扱っています。

OSHAは、職場のほとんどすべての電気機器とケーブルが関連UL規格を満たしていること、および米国国家認証試験機関 (NRTL) によって登録/認証されていることを要求しています。OSHAは、NRTLのリストを発行しています。このリストには、CSA (カナダ規格協会)、インターテック (ETL)、TÜV Rheinland、TÜV SÜD、UL (Underwriters Laboratories) などが含まれています。未登録の機器は、通常同じNRTLからフィールドテストの型式を取得できます。UL規格は、IEC規格 (国際電気標準会議) や欧州規格 (EN) とはかなり異なり、時には相反することもあることにご留意ください。UL規格適合は、機器上のNRTLテストマークで表示されます。組織は適合製品リストも発行するため、これらの適合機器は「登録済み」に分類されます。米国の電気技術検査官は、機器のテストマーク (UL, CSAなど) を探します。通常、テストマークのない機器は承認されません。これらの試験機関の多くは、数か国で認定されています。これら試験機関の「US」テストマークだけが承認されます。(例えば、欧州や中国のTÜVテストマークは米国では無効です)。

米国防火協会 (NFPA)

米国電気工事規定 (NEC) は、NFPA (米国防火協会) によってANSI/NFPA 70として発行されています。NECへの適合は、特に新築建物や巨大建造物について、地域の管轄検査機関 (通常は地方自治体) によって検証されます。

NFPAは、ANSI/NFPA 79規格 (産業機械の電気安全規格) も発行しています。この対象範囲はEN/IEC 60204-1と重なりますが、同一ではありません。ANSI/NFPA 79の適合は基本的に任意ですが、合衆国連邦の州や地方政府によっては必須の地域もあります。

カナダの法律と規格

カナダの一部の職場は合衆国連邦の法制下にあり、カナダ労働安全衛生センター (CCOHS) によって承認されています。しかし、大多数は所在地の州や地方の規制によって統制されます。

注: 欧州ではCE認証が義務付けられています。カナダでは認識されておらず、関連性や重要性はありません。

カナダの電気規格はCSA (カナダ規格協会) が発行しています。これら規格は、米国の要件によく似ています。CSA電気規格の一部はIEC規格をベースとし、カナダのニーズに適応しています。ULまたはNFPAと協同で開発した部分もあります。電気的安全は、SCC (カナダ規格審議会) 認定の試験機関が認証します。認定試験機関にはCSAやULが含まれますが、他にも多くあります。

CSAはカナダの機械関連規格も発行しています。この規格の一部はANSI規格をベースとしているか、またはANSIと協同で開発されたものですが、ISO規格をベースにしている部分もあります。

カナダ

オンタリオ州

オンタリオ州の技術機械安全要件は、EU (ヨーロッパ連合) の要件と同等です。しかし、メーカによる自己宣言は認められていません。最近設置または改良された機械については、オンタリオ法規851 (工場 – 安全法規) により、所有者または雇用者は、必ず認定技術者によるPSHSR (Pre-Start Health and Safety Review: 開始前健康安全審査) の実施後に機械を作動するよう義務付けられています。オンタリオ州労働省のPSHSRは、CSA、ANSI、ISO、およびENの法規を組み合わせて考慮されています。

電気的安全に関しては、オンタリオ州電気的安全コードおよびオンタリオ州法規438/07により、すべての電気製品および電気機器は、SCC認定機関による認証およびCSA規格適合マークの貼付を義務付けられています。建物への電気的インストレーションでは、電気的安全機関 (ESA) による検査も必要です。

ケベック州

ケベック州では、警告表示と安全指示書は英語とフランス語で用意する必要があります。

その他の州

カナダの他の州には、オンタリオ州の要件と同様の電気的安全要件があり、カナダ電気規制 (CECまたは「CE規制」) および他のCSA規格に基づいています。機械安全に関しては、オンタリオ州以外はほとんどCSA規格を使用しています。

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