非常停止が機械上で作動された場合、個別の機械で確認応答する必要がありますか?

質問:

機械が複数の個別の機械で構成されている場合、各機械には独立したコントローラが取り付けられています。ただし、上位にもコントローラ/制御センタがあります。非常停止を作動させた場合、設備を再起動するためには、非常停止コマンドを個別の機械でリセットする必要がありますか?またはアクティブな非常停止コマンドを上位の制御センタから個別の機械に対してリセットできますか?


回答:

DIN EN ISO 13850に従って、非常停止のリセットは、コマンドを開始した非常停止装置から直接、人が意図的に操作することによってのみ実行できます。

非常停止ボタンは、非常停止機能を開始した危険源が安全に除去されるまでリセットすることはできません。非常停止の動作範囲全体が完全に視野に入らないなどの理由で、非常停止装置の位置からこれを完全に確認することはできないため、スタートボタンなどの追加のリセット装置を用意することができます。これは機械のリスクアセスメントで検討し、評価する必要があります。非常時の停止(非常停止)は付加保護方策であり、リスク低減の根本的な手段ではないことに留意してください。

また、操作された非常停止装置をリセットした際、機械が自動的に再起動することを防止し、再起動の待機状態にする必要があります。機械の起動は、目的のために設けられた制御装置を意識的に操作することによってのみ可能でなければならない [機械指令、2006/42/EC、付属書 I – 1.2.3]

 

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