安全モーション - 高い互換性

安全モーションによって、お客様の要望が実現されます。安全カードを使用すると、すべての一般的なモータフィードバックシステムとフィールドバスを使用して、ドライブはEN/ISO 13849-1のPL eまでのパフォーマンスレベルを達成できます。これにより機械の生産性が最大20%向上します。「安全減速」などのドライブ内蔵安全機能も使用できます。これでセットアップの時間を節約し、エラーを減らし、安全性を向上させることができます。

安全モーションを使用すれば効率と安全性を同時に実現できます。 

安全カードはEN 61800-5-2に準拠する安全モーション監視機能も提供します。リアルタイムイーサネットSafetyNET p RTFLとの安全で高速な通信を使用して、安全モーションソリューションは、小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2に直接接続し、装置間の安全相互通信も可能です。

I/O部品から安全通信に切り替えることで、応答時間が短縮され、ハードウェアに関連する作業やコストを削減できます。

• 短い応答時間により設備の高可用性を実現
• 1つのエンコーダでのPL eまでの安全性 (標準フィードバックシステム)
• エラー応答を調整する柔軟なモーション監視安全機能が追加され、生産性が向上
• わかりやすいソフトウェアツールによる柔軟なコンフィグレーションおよび迅速な試運転
• すべての一般的なバスシステム用のオープンドライブソリューション、モータタイプおよびフィードバックシステムから独立

• エンコーダを追加せず、１つの標準フィードバックシステムでPL eまでの最大の安全性を達成できるため、コストを削減
• サーボアンプPMCprotego Dは、EN/IEC 62061 (SIL 3)、EN ISO 13849-1(PL eまで)に準拠する設計
• 安全カードPMCprotego SはEN 61800-5-2に準拠
• 統合型ソフトウェアツールを使用して、複数の安全カード用のパラメータを素早く簡単に設定できます。
• Sdメモリカード（一般および安全コンフィグレーション）により、装置を簡単に交換
• 内蔵主電源フィルタにより省配線(EMC規格に準拠)

安全トルクオフ

「安全トルクオフ(STO)」機能を使えば、モータへの電源を、サーボアンプ内で直接、安全に遮断できます。ドライブの危険な動作は発生しません。ドライブの移動中にSTOが起動した場合、モータは制御不能状態になり、停止します。

安全停止1

「安全停止1」機能を使えば、ドライブを制御しながら停止させ、モータへの電源を安全に遮断できます。ドライブが静止していれば、ドライブによって危険な動作が発生することはありません。

安全停止2

「安全停止2」機能を使用すると、ドライブは制御停止し、「安全動作停止」が開始されます。「オペレーションの安全停止」状態では、ドライブの制御機能が完全に維持されます。

安全動作停止

「オペレーションの安全停止」機能によって、軸上の停止位置を監視し、監視位置範囲外に出ないようにします。ドライブの制御機能は、完全に維持されます。位置が監視位置範囲外に出ると、ドライブは安全に停止します。

安全速度制限

「安全速度制限」機能(SLS)は、ドライブが指定した最高速度を超えていないことを監視します。限界速度を超過すると、ドライブは安全に停止します。

安全速度範囲

「安全速度範囲」機能は、SLS機能に対して最小速度監視を追加します。最大速度は、特定の値を超えることがあってはならず、最小速度は特定の値よりも小さくなってはなりません。これらの限界値のいずれかに違反すると、ドライブは停止します。

安全方向

「安全方向」機能によって、ドライブの移動が (定義された) 一方向のみに限定されます。所定の方向以外へ動かすと、ドライブが安全に停止します。

安全位置制限

「安全位置制限」(SLP)は、ロボットやリニア軸の安全範囲監視など、すべての制限端を監視します。

安全制限インクリメント

「安全制限インクリメント」機能（SLI)は、材料が「安全制限インクリメント」で工程に送り込まれる場合、安全モーションタスクを実行します。これは、プレスでのロールフィードなどの場合に関係します。

安全ブレーキ制御

「安全ブレーキ制御」機能により、ブレーキを安全に制御し、懸架物の落下を防ぐことができます。

安全ブレーキテスト

「安全ブレーキテスト」機能はブレーキ機能を監視します。このテストでブレーキの制御と構造のあらゆる不具合を特定できます。特定のアプリケーションとリスク分析の要件に応じて、ブレーキテストを各生産サイクル、または24時間ごとに限定して行うことができます。

安全方向監視(SDI-M)

「安全方向監視」機能は、ドライブの動作を監視し、指定方向に適合していることを保証します。もし超過している場合は、信号が出力されます。即座に停止することはありません。コンフィグレーションによっては、SS1がトリガされません。

安全監視インクリメント(SLI-M)

「安全監視インクリメント」機能は、相対位置を安全に監視するために使用されます。監視時に現在位置が有効化され、参照位置の役割を果たします。もし超過している場合は、信号が出力されます。即座に停止することはありません。コンフィグレーションによっては、SS1がトリガされません。

安全速度監視(SLS-M)

「安全速度監視」機能は、定義した最大速度の監視を保証します。もし超過している場合は、信号が出力されます。即座に停止することはありません。コンフィグレーションによっては、SS1がトリガされません。恒久的な監視はオプションです。

オペレーションの安全停止監視(SOS-M)

停止位置は「オペレーションの安全停止監視」機能により有効な状態を維持します。監視位置の位置範囲から外れると、信号が出力されます。ドライブが即座に停止することはありません。コンフィグレーションによっては、SS1がトリガされません。

安全位置監視(SLP-M)

「安全位置監視」は、ロボットやリニア軸の範囲監視などにおける制限端の絶対位置を監視します。もし超過している場合は、信号が出力されます。即座に停止することはありません。コンフィグレーションによっては、SS1がトリガされません。恒久的な監視はオプションです。

安全速度範囲監視(SSR-M)

「安全速度範囲監視」機能は、最小速度および最大速度を監視するために使用されます。値が制限値未満、または制限値を超えた場合、信号が出力されます。即座に停止することはありません。コンフィグレーションによっては、SS1がトリガされません。恒久的な監視はオプションです。

安全再起動インターロック(SRL)および安全ステータス出力(SSO)

監視機能に加え、「安全再起動インターロック」機能は、安全モジュールがオペレーティング状態STOでなくなるリセットを防止します。したがって、予期しない、あるいは意図しないモータの起動の可能性がなくなります。起動時は、以下のいずれかの安全入力に接続できます: "ACT"、"SS1_ACT"、"STO_ACT"。「安全ステータス出力」により、安全モジュールの最新のステータスが利用できます。起動は以下の出力で行います: "Ready」、"FSRUN"および"FAULT"。

PMCprotego DS安全カードを搭載したサーボアンプは、柔軟性と拡張性に優れた安全ソリューションを提供します。アプリケーションに必要なすべての安全機能を個別に組み合わせることができます。
「安全トルク停止」機能がすべての安全機能の基盤になります。この機能は、サーボアンプPMCprotego Dの基本バージョンにも含まれています。プラグイン安全カードはその他の多くの安全機能を提供します。

選択したオペレーティングモードに応じて速度を監視するアプリケーションに最適です。アプリケーションの例:

• 安全セットアップ
• 懸架負荷 / 垂直軸
• プロセス監視/観察
• プロセスにおける安全な割り込み
• マシニングセンタ
• 無人搬送システム
• ロボットのピックアンドプレイス
• 舞台設計
• パレタイジング