PITmode fusionで、ピルツはモジュラ式のオペレーティングモード選択とアクセス許可のシステムを提供します。モジュラ式システムの特長は機能的に安全なオペレーティングモードの選択と、設備や機械へのアクセス許可の管理を今までより柔軟に行える点です。このようにして、PITmode fusionは、安全仕様、セキュリティ仕様の両方を満たす効率的なオペレーティングモードの選択とアクセス許可を実現します。
オストフィルダン, 2019/02/14
アクセス許可とオペレーティングモードの選択をモジュラ式で実行 - 安全とセキュリティの融合
ピルツの新製品PITmode fusionはRFID技術搭載の読み取り装置PITreader、内蔵ウェブサーバ、安全評価ユニット(SEU)から構成されます。モジュラ設計のため、PITmode fusionは既存の制御コンソールの設計に個別に組み込むことが可能です。既存の押しボタンを使用できるため、ユーザが操作しやすくなります。PITmodeは、さまざまな制御シーケンスやオペレーティングモードの切り替えが必要な設備や機械で使用できます。
許可された場合のみアクセス可能!
承認されたユーザは、コード化されたRFIDトランスポンダキーで各自のタスクに適した機械の機能を実行できます。自動モード、限定条件下での手動介入、またはサービスモードなど、最大5つの安全なオペレーティングモードを設定できます。キーを制御コンソールに挿入すると、SEUが指定したオペレーティングモードを検知し、PITreaderが機能的に安全な切り替えを確実に実行します。したがって、事故、誤使用、不正操作を防止できます。ユーザにとって機械の可用性向上のメリットがあります。
『Security plus』
PITreaderでRFIDキーの読み取りとティーチインを実行できます。不正操作防止を強化するために、企業独自のプログラミングが施されたPITreaderでコード化することが可能なため、キーにはパスワードで保護された署名が含まれています。企業独自のコード化がされていないキーは、アクセスを拒否されます。さらに、RFIDキーとPITreaderはグループ単位の許可管理を行うためにも使用できます。この場合、さまざまなイネーブルが、個人宛てではなく、同じアクセス許可を持つグループ全体宛てに転送されます。そのため、特に拠点が海外も含め、数か所に存在する企業では、アクセス許可の割り当てや管理がシンプルになります。管理の工数が減り、時間を短縮できます。
その他のタスクにも利用可能
PITmode fusionはアクセス許可やオペレーティングモードの選択以外にも、幅広い機能の実行に使用できます。たとえば、制御コンソールでキースイッチを交換する作業の単純なイネーブルや、機械のサブファンクションのアクセス許可などです。それに加えて、自由に使用できるユーザエリアに、さまざまなグループを持つ複雑な階層の許可マトリクスを作成することができます。これらの機能をRFIDキーにまとめて搭載し、機械式のキーやアクセスカードを置き換えることが可能です。そのため、ユーザにとって扱いやすくなります。
柔軟に使用できるバージョン
モジュラ式バージョンの他、PITmodeは2種類のバージョンが用意されています。PITmodeはオペレーティングモードの選択のための押しボタンと省スペースで取り付けられるSEUから成るコンパクトな一体型装置です。読み取り装置PITreaderはアクセス許可の管理に使用でき、特に単体装置として、または小型安全コントローラPNOZmultiやオートメーションシステムPSS 4000などのピルツのコントローラと組み合わせて柔軟に使用できます。PITmodeとPITmode fusionはPL dに適合する、機能的に安全なオペレーティングモードの選択とアクセス許可を提供します。
ピルツはホール9、 D 17に出展します。詳細情報はこちら

電話: 045 471 2286
Eメール: mkt@pilz.co.jp