EN ISO 13849-1という規格は、複雑な機械制御システムの安全性を評価するための基礎となるものです。基本的な機能安全規格であり、要求されるパフォーマンスレベルの決定から安全関連制御部品の特定、安全機能の実装までを網羅する国際的に統一された要件が記載されています。この規格は、使用される技術やエネルギー(電気、油圧、空圧、機械式)にかかわらず、制御システムの安全関連部に適用するべきです。制御システムの安全関連部品の設計と組み込みに関する安全要件が記載されています。これらの部品には、特定の安全機能を実行するために必要なパフォーマンスレベルPLrなどの特性が定義されています。
リスクが大きくなるほど、制御システムの要件は高くなります。危険な状況は、パフォーマンスレベル(PL)として知られている、PL "a"(低)からPL "e"(高)までの5段階に分類されます。必要なPL が判定され、EN ISO 13849-1に適合するリスクアセスメントの一部として割り付けられます。